かかる時間は2秒から7秒です。ほんのわずかな時間だけですが、消費者が多くの購買決定をするための必要な時間です。 これは、よく話題になり、研究された「最初の真実の瞬間」です。 エックスライトの印刷・包装用のカラーマネジメントソリューションは、品質管理、調色、自動化において、優れた効果を発揮します。 色は、「最初の真実の瞬間」において、人を引き付け、人に魅力を伝えるための重要な要素です。これは、ブランドと消費者の関係において、最初に正しい色を得ることが非常に重要になります。 ブランドマネージャーやパッケージデザイナーは、製品にふさわしい位置を作り出すため、数えきれないほどの時間とエネルギーを投資しています。 製品の包装と開封は、消費者にとって、繰り返しの面白い体験となり、製品の魅力を高める効果もあります。そのため、製品が毎回登場するたびに、デザインの意図を確実に実現することが重要です。消費者が製品に触れるたびに、一貫した体験を生み出せるための基礎となるものです。 パッケージ印刷の大規模生産が必要な場合、カラーコントロールと一貫性は、特につかみどころ...
他人から「りんご」と言われた時に、あなたは、赤、緑、黄のどれを思い浮かべますか? もし、顧客から具体的ではない説明で調色を求められたら、どうすればよいでしょうか?。カラーコミュニケーションというとてもシンプルな定義が、カラープログラムの成功を左右することができます。詳しくは、以下のブログをご確認ください。 絵は千の言葉を描けますが、言葉だけでは、千の色を描く事は出来ません。 色に関する循環的な会話は日常に起きるものです。一般的には、誰かが色を少し変えて欲しいという要求から始まります。例えば、もっと暖かく、もっとポップにして、もっとトーンダウンして、などです。あなたも何度か経験したことがあるのではないでしょうか。デザイナーとの電話では、欲しい色が「見えている」と言われたのに、それを表現するための適切な言葉が見つからないことです。あるいは、自分が伝えたつもりの色が出なかった印刷業者との会話も難しいです。 ブランドオーナー、デザイナー、サプライヤー、そしてメーカーは、さまざまな方法で、そして、多くの場合口頭で、期待する色を伝えようとします。さらに、色の説明が伝えられるたびに、それは少しず...
皆様の色の品質管理の工程には、目視評価が含まれていますか? もしそうでないなら、含めた方が良いでしょう。 標準光源装置SpectraLight QCを目視評価ワークフローの一部として使用 どの業種でも、色の評価は、測色計でサンプルを測色するだけではありません。測色計は色を許容範囲内だと表示していても、その結果は必ず人間の目に正しく見えるとは限りません。 顧客からの拒否を最小限に抑えるには、色管理プロセスに照明ブースでの視覚評価を含める必要があります。特に、同じ製品の異なるパーツを生産する場合です。なぜなら、工場内だけでなく、屋外や蛍光灯のある店舗など、世の中にどこで見られても、色の統一感が必要だからです。 本日は、皆様の品質管理の工程を、可能な限りレベルアップするために、目視評価するための10のヒントを紹介します。 目視評価に欠かせない標準光源装置を使用 エックスライト社製の標準光源装置SpectraLight QCは、さまざまな光源の下で色を評価・比較するための制御された環境を提供します。ここでは、標準光源装置の導入によって、色評価の工程を最大限に活用するための 10 のヒント...
ブランドカラーの選定や、新製品ラインのパレット作成、季節のパッケージデザインなどのとき、色選びにはインスピレーションが不可欠なものとなります。
インスピレーションは日常の生活から得られます。
パーティー
食料品店
スポーツイベント など
そして、もちろん、自然です。母なる自然は、最も美しいカラーパレットを生み出すコツを知っています。
「2022/2023年秋冬の色彩は、安らぎと回復をもたらす色彩と、活力に満ちた色調を組み合わせることで、私たちが求める穏やかさや快適さと、エネルギーを高める活力を対比させています」と、Pantone Color InstituteでのエグゼクティブディレクターのLeatrice Eiseman氏は述べました。「矛盾に満ちた環境へ進む中、2022/2023年秋冬の色相は、消費者が対照的な色合いの間を流動的に移動することができ、その日の自分らしさや気持ちをのびのびと表現できるようにします」と述べています。
デザインナーはこうしたトレンドを意識して、消費者を惹きつける色合いの異なるパレットやコーディネートカラーを作成する必要があります。
例をあげましょう。あなたは来秋の製品パレットを決めるタスクを任されて、ちょうどアディロンダック地方に1週間のハイキングに出かけるところだとします。山肌を覆う美しい紅葉や紫、赤、黄色など。そして、鮮やかなマム、パンプキン、ひょうたんが、あらゆる色合いのオレンジ色で小さな町を埋め尽くしています。これらの色をすべて覚えていて、スタジオで再現することができますか?
おそらく無理ではないでしょうか。
人間は200万色以上の色を識別することができますが、色の記憶は非常に乏しいです。「1分前に見た色を再現してください」と言われても、ほとんどの人が失敗してしまいます。
しかし、ポータブル分光測色計を持っていけば、その問題が起きません。さらに、スタジオに持ち帰れば、さまざまな色調を簡単に再現することができます。小型で高性能な分光測色計があれば、デザインナーはいつもどこでも便利に色のインスピレーションを得ることができます。
エックスライトのCAPSURE デバイスで、インスピレーションからパレット仕様に移行するのに、以下の簡単な3つのステップをご紹介します。
日常生活から色を取り込むことで、デザインに最適なインスピレーションを生み出すことができます。インスピレーションがいつ来るかわかりませんが、色彩科学の技術があれば、いつでも準備万端です。
CAPSUREは、平面上の色を正確に読み取り、関連するカラーライブラリの中から最も近いものを見つけます。CAPSUREは軽量で、使いやすいです。デザインナーがコーディネートカラーを見つけるためサポートするデバイスだけでなく、ペンキ屋の店員まで最小限のトレーニングを受けるだけても、お客様が求めている壁、カーペット、家具、フローリング、衣類などの 色合わせの探し にも活用できます。
CAPSUREは、ハーモニーパレット、類似色、カラーナビゲーションの機能により、お客様の選択とデザインプロセスのために、推奨色を提供し、さらなるインスピレーションの求める場面に最適です。また、コーディネートカラーや補色パレットを開発するために、多色パターンの中の色を分離することができます。色情報を記録・保存してアクセントカラーの選定に利用したり、ダウンロードして店頭での調色に利用することもできます。
なぜ分光測色計の校正が必要なのか? 分光測色計は現在、ほとんど100%デジタル化されています。実際、電球以外、アナログ部品はほとんどありません。デジタルは、アナログと比べ、安定性が高いものの、 許容誤差が非常に小さくなっています。このような厳しいスペックに収まるため、定期的に分光測色計の校正を行う必要があります。 電球の安定性 分光測色計と電球を使用し続けると、性質が変わり始めます。分光測色計の校正は、 このような電球の光生性能を補正するためです。慎重に校正を行うことで、電球の寿命が尽きるまで、何か月、あるいは、何年も安定した測定が可能になります。 タイルとレンズの清浄度 装置内には、色空間における2つの既知ポイント、すなわち定義された白と黒の設定があります。工場では、白のキャリブレーションタイルを定義するため、完全な反射率曲線が作られ、さらにブラックトラップ内の黒点を定義するため、完全な反射率曲線が作られました。白と黒の正確な位置は、キャリブレーションのため、デバイス内に設置されました。 白いタイルが少し汚れると、白い点が横軸の黒に向かって下がります。白点だけでなく、その線上にあ...
色は大事だと、よく言われています。なぜ大事なのか知っていますか。実際、生産工程において、色はとても重要な要素です。しかし、残念ながら、多くのメーカーは、色を正しく表現することが以前と比べ、はるかに難しくなったと気づいています。なぜなら、取引先のブランドは、より厳しい許容範囲を満たすことを求めています。 その理由の一つは以下のとおりです。 メタリックパッケージ、真珠光沢仕上げ、カスタムファブリック、鮮やかな新色など、色技術の進捗は顧客を魅了する一方で、生産における一貫性を持たせることがより難しくなっています。 たとえば、コンポジットデッキを例としてあげましょう。以前はグレーかブラウンの2択しかありませんでした。そして、デッキ全体に調和が取れていけば、お客様は十分満足されました。しかし、今では、深い木目模様やエキゾチックな色など、多くの選択肢があります。そのため、メーカーは2~3色ではなく、数10色を管理しなければなりません。統一感を出すために、より難しくなりました。 パッケージもそのひとつです。かつて、印刷された箱のみが並んでいたお店でも、今はホイルパウチやブリスターパック、マルチ基...
測色は、色の重要な作業において、色の品質を指定・定量化・伝達・定形化・検証するために必要です。色の感じ方は人それぞれ異なるため、測色は目視評価より正確な結果を得られます。 色測定とは? 色測定は、サンプルによって放射・透過・反射される光の量をとらえ、スペクトルデータとして定量化することで、光源の変化分も捉えることが出来ます。測色計(分光測色計)で行う色測定は、目視評価より正確です。なぜなら、人間の色認識は差を表すのは得意ですが、定量的に示すことは不得意です。色に関わる重要な作業には、色を識別・定量化・伝達・区別するための分光測色計の導入を強く推奨します。 色波長の測定方法 色を測定するには、分光測色計と呼ばれる測色装置でサンプルに光を当て、人間の目に見える波長範囲である380nmから780nmの範囲で透過または反射した光の量をとらえます。分光測色計は波長範囲にわたるスペクトル波長測定に基づき、計算を行い、スペクトルデータを定量化します。 測色計とは? 測色計には、色彩計と分光測色計の2種類あります。 色彩計は人間の目と同じように色を認識し、赤・緑・青を感じる3...
2020年、製造業界は仕事のやり方を見直さなければなりませんでした。 世界中でコロナウィルスの影響により、試作品を確認するための移動が制限され、現物サンプルの出荷が遅れました。 多くのメーカーは、生産を継続するためにデジタル・カラーサンプルを使用する方法を模索し始めましたが、 問題はカラーサンプルが正しい見え方を再現できないことでした。 デスクトップアプリケーションPANTORAは、この問題を解消します。 PANTORAを使えば、ユーザーは分光測色値を計測またはインポートし、バーチャル・マテリアルとして保存、管理、表示、編集、レンダリングすることができます。 また、PANTORAはこれらのバーチャル・サンプルをAppearance Exchange File (AxF)フォーマットにデジタル交換し、3Dレンダリングアプリケーションで使用することができます。 現在、PANTORAのレンダリングパートナーはRGBデータのみをサポートしています。 しかし、スペクトルを組み込むための機能が実装されるまでは、PANTORAを使ってスペクトル・データをRGBデータに変換することができます。 ここで...
ICCカラーマネジメントとは、撮影からプルーフィング、最終出力まで、予測でき、一貫性があるワークフローを実現することです。 カラーマネジメントのワークフローを実現するために、デバイスのキャリブレーションを行い、カメラやモニター、プロジェクター、スキャナー、プリンターなど、すべてのコンポーネントに対して、ICCプロファイルを作成する必要があります。 なぜキャリブレーションとプロファイルが必要なのか? 最高の結果を得るためには、ワークフローにおける各デバイスのキャリブレーションを行い、正確にカラーを実現できるようにする必要があります。 次に、同じカラーの認識が一致するため、ICCプロファイルを作成する必要があります。なぜかというと、同じ色でも、再現フォーミュラーがそれぞれのデバイスで大きく異なるからです。 カメラとモニターは同じRGBでも、色再現の手段が異なります。CMYKを使用するプリンターとプレス(印刷機)も同様です。ICCプロファイリングは、両者に共通認識を与え、カラーデータを共有できるようにするものです。 ICCプロファイル作成方法一覧 エックスラ...
競争の激しい市場において、ブランド企業とパッケージデザイナーは、店頭に並んだ自社製品を差別化する方法を模索しています。その対策は、色だけでなく、箔、特殊ワニス、ソフトタッチの仕上げなどの装飾オプションまで広がっています。また、デザイナーは従来の印刷だけでなく、より強いソリッドカラーや蛍光色、虹色なども使用するようになっています。デジタル ソリューションにより、パッケージのバリエーションを増やせ、稼働時間の短縮やサイクル タイムの短縮に対応できるようになります。 鮮やかな色や仕上げは、パッケージを店頭で目立たせますが、この傾向はパッケージ印刷のコンバーターに多くの課題をもたらします。消費者に鮮やかな色や仕上げを与える光の物理学的性質が、測定上の課題にもなっています。見る人に輝きを与えるよう、光が反射したり屈折したりすると、分光測色計で捉えるのが難しい鏡面成分も生じます。 ここでは、パッケージ印刷業者とコンバーターがデザイン意図に沿って、強いソリッドカラーと特殊な仕上げを施したパッケージを製造するための5つのヒントをご紹介します。成功している企業には、大きなビジネス成長のチャンスがありま...
色の見え方を言えば、私たちの目は騙されることが多くあります。原因としては、私達の脳が膨大な情報の量を管理し、最善の方法で処理することです。また、遺伝や環境等の影響もあります。そのため、私達は誰でも少しずつ違った色を感じています。しかし、私達が見る色に何よりも、最も大きな影響を与えるのは光です。 ここでは、光が色の知覚に与える影響について、わかりやすくご紹介します。 RGB 色度図 光の色温度 虹色(ROYGBIV)と呼ばれる可視光線のスペクトルは、約380〜720ナノメートルの光の波長を含み、赤、緑、青の3原色に分解することもできます。この3原色を様々な組み合わせで混ぜることで、何百万色もの美しい色を作り出すことができます。加法混色の場合、同じ量の光を混ぜると、その色が白として認識されます。 これが加法混色の基礎です。 白は色がないのではない 奇妙に聞こえるかもしれませんが、物体そのもの自体には色がありません。どの波長の光を吸収し、どの波長の光を反射するかという性質を持っています。その反射光が人間の目に入り、色として認識されます...
現在のような測定器が現れるまで、カラーは主に人間の眼(ご存知の通り不安定)を基準として調整・操作されていたため、色の合わせ込みは一部の人以外には非常に難易度が高いものでした。 測定器の登場はカラーマネジメントの技術を可能にし、デバイス間の色を近づけることを可能にしました。 色を測る測定器には大きく分けて次の2つの種類があります。色彩計(Colorimeter)と分光測色計(Spectrophotometer)です。 色彩計と分光測色計は、色を測定するための装置です。段ボール包装から食品、洗濯石鹸、カーペット、プラスチック部品に至るまで、最初に指定された色と一致するか、確認できます。プラスチック、テキスタイル、塗料、コーティング、印刷、パッケージ印刷など、色が重要なあらゆる業界で使用されます。 1. 色彩計の原理 色彩計は、人間が色を知覚する方法を模倣します。色彩計の原理は以下のとおりです。 色彩計は三刺激値を測定する機器です。人の目の感度に合ったレッド、グリーン、ブルーのフィルターを使用することによって、光や色に対する人間の目の反応に応じた値を得ることができます。いくつかのアプ...
新車、消費者向けエレクトロニクスや電化製品を購入する際、製品色は品質にも影響する重要な要素です。例えば、製品の前と後ろの色が違っていれば、品質自体も疑われることでしょう。そのような心配は、正確な測色により解決します。 今日の競合市場において、メーカーは常にスキルアップを目指し、特殊効果のある仕上げを用いて製品の差別化を行っています。一方、特殊効果のある仕上げを特徴付けたり、隣接するパーツ部品と一貫性を保つためには、測色だけでは不十分であることが認識されています。 自動車産業では新車の約70%がパール系、シラリックなどのエフェクト顔料を特殊効果の仕上げに採用しています。これらのマテリアルの特性を正確に把握するためには、単なる測色だけでは不十分です。バンパーや車体パネルなど、隣接するパーツとの一貫性も確保することが必要となります。 色彩、粒子輝度感、粒子感を特徴付ける新しい MA-T 多角度分光測色計シリーズは、特殊効果のある仕様をグローバルで設定、共有、確保します。 MA-T へのアップグレード MA-T シリーズの多角度分光測色計は、特殊効果のある色材管理の指標設定を行...
ある日、黒い靴下を2枚履いて、家を出て職場に着いてから、片方が紺色だと気づいたことはありませんか?もしそうなら、あなたはメタメリズムの被害者です。 メタメリズムとは、ある照明条件下で、2つの色が一致して見えます(メタメリックマッチ)が、照明条件が変わると一致しなくなる現象のことです。メタメリックマッチはよく見られる現象であり、特にグレーや白、ダークカラーのような中間色に近い色で非常に一般的です。色が明るくなるか彩度が高くなるにつれて、メタメリックマッチの可能性が低くなります。 色の品質管理におけるメタメリズムを避けるために、原因を調べる必要があります。 メタメリズムが起きる原理 メタメリズムが起きる理由は、照明光と物体が、その光を反射して私たちに色の知覚を与える方法にあります。 以下は白熱灯と昼光色の反射率曲線です。白熱灯の赤色領域には多くのエネルギーが多いが、青色領域にはそれほどエネルギーがないことが見えると思います。 赤色領域のエネルギーが増加するため、白熱灯で照らされた物体は、青色をピークとする昼光色の下で照らされた物体と比べ、より赤く見えます。 分光測色計を使用すれば、物...
The spectral reflectance curve provided by a spectrophotometer is commonly known as the color’s “fingerprint”. Spectrophotometers are color measurement devices used to capture and evaluate color. As part of a color control program, brand owners and designers use them to specify and communicate color, and manufacturers use them to monitor color accuracy throughout production. Spectrophotometers can measure just about anything, including liquids, plastics, paper, metal and fabr...